前回制作したフロントの足回りパーツですが・・・、
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改めて見てみると少し右上に傾いてますね・・・(^_^;)
ピンの位置がズレているようです。

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早速修正します。
気になる部分は放置せずすぐに対処する方が絶対良いです(^_^)
ズレたピンをカットして・・・、

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穴を開け直して新たな真ちゅう線をハンダ付けします。

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余分をカットして修正完了。

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真っすぐになりました。
位置決めのためのピンの位置が狂っていては洒落になりませんよね(^_^;)

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これでボディの整形を再開できると思っていたら、なんとシアノンが固まって使えなくなってました・・・。
6、7月頃はまだ使えてたんですが、さすがに2年前に開封した物なのでこの夏の暑さ(?)で完全に硬化してしまったようです。
まぁ、2年近く使えたので良しとしましょう(^_^)
ちなみに僕はチャック付きのビニール袋を二重にして保存するようにしています。

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新しいシアノンは注文するとして、作業が進められる内装にとりかかる事にします。
まずはフロア部分の制作から。
0.4mm厚の真ちゅう板を上の画像のように加工しました。
シャーシを真ちゅう板で作り直しているおかげで元のキット状態よりかなり薄くできたため、フロアパネルを別パーツで作る事が可能になっています。
これで塗り分けがラクになるし、ABCペダルの基部も作りやすくなると思います。

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台座固定用のナットに干渉する部分に穴を開けます。

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実車画像をよく見ると、運転席側のフロアはABCペダルの手前に段差があるようです。
その部分を再現するため真ちゅう板をカットします。

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新しく作ったフロアパネルに乗せるため、元のシャーシパーツに一体成型されているシートやセンタートンネルをバラバラに切り離します。
プロバンスのキットはこういうところが一体になっているので却って面倒ですね(^_^;)

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このパーツはこのまま使う予定なので、先に面出しをしておきました。

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下側は固定用のナットに干渉するのでリューターを使って彫っておきます。

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フロアパネルをシャーシに乗せて・・・、

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このように収まります。
高さはまだまだ調整が必要ですね。

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センタートンネルやシートはダッシュボードとの位置関係で高さが決まるので、わざとシャーシの部分も残してカットして高さに余裕を残しています。
ただ、さすがに高さが有り過ぎるのでほんの少しカットしておきました。
これ以降はバランスを見ながら慎重に高さ調整をして行きます。

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現状で内装パーツの配置はこんな感じ。
センタートンネル、まだまだ高いですね。
よく見ると、そのまま使えると思っていたシートの形状もイマイチなので、ここもどうするか考えないといけませんね~(^_^;)

シャーシ関連の制作をもう少し進めます。
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実車の真正面からの写真を見るとフロントサスペンションの一部がわずかに見えますね。
リア側は下から覗き込んだ時に見える部分を作ったので、フロント側も同じような密度にしてあげないとバランスが悪いと思います。
せめて見える部分だけでも作っておきましょう。

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他の写真も参考にしてフロントサスペンションの一部の形状は理解できたので、真ちゅう帯板を組み合わせて作ります。

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準備した真ちゅう帯板をハンダ付けして・・・、

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余分なハンダを除去するとこんな感じ。
今回制作するシャーシNo.016Rのサスペンションは厳密には上の画像のように斜めになっている部分は無いんですが、模型としての見映えを優先して他のシャーシNo.のサスペンション形状を反映させています。

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ナットはアドラーズネストの六角ボルトセットを使います。
本当はステンレス版を使いたかったんですが、真ちゅう版を使うのには理由があるんです。
真ちゅう版は上の画像のように連結式になっており、ユーザーがカットして使います。
つまり、カットする時に上側に余分を残しておけばボルトではなくナットを締めた状態が表現できますね(^_^)

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ピンバイスに固定してナットから飛び出している部分を整形します。
ヤスリを固定しておいてピンバイス側を回転するようにして作業すると切り口が斜めになりにくく、整形面のヤスリ跡も綺麗になりますよ(^_^)

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本体に穴を開けてナットを差し込めば完成です。

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固定と位置決めを確実にするためにピンとダボ穴を作っておきましょう。
穴開けする部分をけがいて印を付け、0.7mmの穴を開けます。
ちなみに手前側のけがき線は、ラジエターパーツの位置決めのための物です。

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サス側にも穴を開けて0.7mm径の真ちゅう線をハンダ付けします。

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余分なハンダを除去して、固定用のピンができました。

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こんな感じで取り付けます。

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これで正面下から覗き込んだ時にサスペンションの一部がチラッと見えますね(^_^)

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これでシャーシ関連はすべて完成かな?
もし忘れている物があれば気付いた時に作るとしましょう。

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タイヤ、ボディを取り付けてみるとこんな感じ。
これだけで見ると随分すっきりと見えますが、ポイントとなる部分はしっかりと作り込んでいるのでこれで十分だと思うんです。
まぁ、完成後に下から覗き込む事自体そんなに無いですから・・・(^_^;)

デフギアケース周りの仕上げにかかりましょう。
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前回制作した2本のアームはシャーシに合わせてみると角度がイマイチだったので、もう一度ハンダごてを当ててハンダを溶かし角度を再調整しました。

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デフギアケースのシャーシへの位置決めもまだでした(^_^;)
シャーシに開けたダボ穴にピンを刺す構造にしたいんですが、デフギアケースの厚みが薄いのでピンを取り付けるスペースがありません。
デフギアケース前側を延長することにします。
5.0mm径のアルミ棒に糸ノコで切れ込みを入れて・・・、

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もう一方にも切れ込みを入れて切断します。

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これを整形してデフギアの前側に接着します。

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穴を開け0.6mm径の洋白線を接着しました。
これがシャーシに接着する際のガイドになります。

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こんな感じです。
デフギアケースはもう少し前後の長さが欲しいところですが、すぐ前のスペースに台座に固定するためのスペーサーを取り付ける予定なのでこれが限界です(^_^;)
形状も正確ではありませんが、ここは見えるか見えないかのギリギリの部分なので、ここにデフギアケースがあると解ってもらえるだけで十分なんです。

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次は2本のアームが固定されている部分を作ります。
まずは0.3mm厚の真ちゅう板をカットします。

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このように三つの真ちゅう素材をハンダ付けして・・・、

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こんな感じになります。

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余分の真ちゅうをカットして整形します。
長い部分を平行に整形するのがちょっと大変です(^_^;)

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両端に穴を開けてチューナーモデルの六角ボルト(0.6mm)を仮に取り付けてみました。

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デフギアケース、2本のアームとその固定部分、マフラーエンドの位置関係はこのようになります。
各部のサイズバランス、それぞれの取り付け位置をチェックして微調整します。

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各部の六角ボルトも仮止めして取り付けてみるとこんな感じ。
なかなか良い感じになりました(^_^)
下側から覗き込んだ時にチラッと見える部分としては十分じゃないでしょうか?

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どの位置にどのサイズの六角ボルトを取り付けるのか忘れてしまいそうなので、この部分はこのまま仕上げてしまいましょう。
ボルト自体も無くしてしまいそうですしね(^_^;)

今回、真ちゅうと洋白を使って作っているので、黒い部分は黒染めしてみましょう。
以前、鉄道模型の専門店で購入しておいた黒染め液を使ってみます。

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初めて使ってみましたが、まあまあ上手く行ったと思います。

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これに六角ボルトとワッシャーを取り付けるとこんな感じ。
やはり黒にシルバーだと引き締まりますね~。

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まだ仮止めですが、こんな感じに仕上がりました。
完成後は隠れた見せ場となりそうです(*^_^*)

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